夕暮れ,ふと公園に立ち寄る

1匹の白い猫がこちらに歩いてくる

ベンチの後ろの生け垣にひょいと登り

じっとこちらを見る.どうやらこいつは

人の言葉がわかるらしい.

しばしじゃれてから,僕が立ち上がろうとすると

すっと,生け垣から僕の座るベンチにおりて,

僕の隣にぴったりとくっついて腰を下ろす

こうなるともう向こうのペース

僕はもう一度,腰を下ろして,背中をなでてやる